日本人は色んな手習いが好きだ。
書道、そろばん、ピアノ、バイオリン、学習塾、
古くは、謡、日本舞踊、三味線、お琴、
香の道とかいて香道もあるし、お茶、お花も嫁入り前に習わされるものだった。
男子なら、乗馬、剣道、柔道、
などなど枚挙に暇がない。
昔の、ヨーロッパの若い貴族の女性なんかも、なにか嫁入り前のお稽古事があったのだろうか?
「世界不思議発見」という人気クイズ番組で、随分昔に見たのだが、
欧州貴族のご令嬢は、アーチェリー を習っていたらしい。
なぜか。
姿勢がよくなるからだそうだ。
他にも乗馬だのなんだのがあったようだが、コルセットでがちがちにウエストを絞って、細見え至上主義だったご令嬢たちがどんな努力をしていたか、興味深かったので覚えていた。
まぁ、ね。
日本の弓道もそうだが(これは私の大学時代の友人で、高校まで弓道部長だった人に聞いた話)、弓と言うのは力ではひけないものらしい。
力で引かないというのは、アウターマッスルではなく、おそらくインナーマッスルを使うということを言いたいのだと思う。
アウターマッスルを鍛えると、見た目ムキムキになるが、インナーマッスルを鍛えると、姿勢は美しく、基礎代謝は高く、それでいてほっそりして見えるのである。
なので、もしあなたに娘が生まれたら、習わせるべきは弓である。
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