鍼灸院と書くか、針灸院いと書くか。
難しい漢字を使うことに抵抗があるほうですが(たとえば「氣」とかね)、鍼灸業界の人はまず「針灸」という書き方をしないので、いつの間にやら鍼灸という難しい字に慣れてしまいました。
ツボにはとても難しい字が多いです。
文字を探すのが面倒なので打ちませんが。
そういうところがなんとなく敬遠されちゃうところと思います。
おおよそ皆さんが鍼灸・・・「針かぁ・・・痛そうだなぁ。いやだなぁ」という葛藤を押し殺し、乗り越えて針灸院の扉を開くのはよっぽどのとき・・・もう、ほんとうによっぽどのときだと思います。
どんな人がやってるかも分からないし・・・
痛かったら嫌だし・・・
針から病気とか伝染ったらどうしよう・・・
薄暗い感じだし・・・
それこそぎっくり腰で起き上がれない
なのに明日は絶対仕事行かなきゃ
という自体にでもならない限り、鍼灸院の扉を叩くことはないのではないかと思いますが、
実は、その心理、鍼灸師でも一緒(笑)
鍼なんか大嫌いっていう鍼灸師は多いモンです。
私は好きなんですが、私のおっしょさん・・・お師匠さんのことを私は「おっしょさん」と書きます。
おっしょさんは、鍼が大嫌い。
そのおっしょさんは、私をシゴクときだけ、いやいやながら、もうほんとしぶしぶ、鍼を受け(鍼をしてもらうことを「受ける」と言います)てくれます。
そのおっしょさんの鍼は私より痛いですが、うちの鍼灸院の百倍くらい繁盛しています。
そのことについて書いてみようと思います。
(つづく)
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