料理の写真が多いので、続きます。
二皿目。
まだまだ続く前菜の列。
手前からコーラで煮込んだ鶏の足。インゲン豆(>)。豆腐的なもの(ちょっと硬め)
コーラで煮込んだ鶏は本当に美味しかった。大好物になりました。
つまんだ手はべとべとになるけど、美味しいからとまらない。
まだ何本か食べれるのに・・・と思いました。
続いて煮卵とセロリと豚肉の炒め物。
この煮卵の原価がすごい。
最初私は「肉桂で味付けをした煮卵」と聞いて、
「あ、シナモン風味なの?」と思ったんですが、
そっちの肉桂じゃなかった。
肉桂は肉桂でも、岩茶(がんちゃ、と読む)の肉桂(品名)。
岩茶というのは、中国の高山の岩に生える茶木が、岩からミネラルを吸いとって育ったもので、畑で栽培されたものとは段違いのパワーを秘めたお茶。
お茶はどれも同じだと思っている人には、飲んでもらわないと分からない。
飲んだら体がかっか、かっかしだすものも。
もともと日本にお茶が入ってきたときは、珈琲が入ってきたときも同様だったらしいのですが、「くすり」として珍重されていました。
中国茶には、大紅袍(だいこうほう)と呼ばれるお茶があるんですが、それなんか意味はまんま「くすり袋」です。
そんな中国茶の中でも「岩茶」といえば、薬効の塊のように思われているもので、肉桂といえば、もう目の玉が飛び出るようなお値段がついています。
ちなみに昨夜の煮卵に使われた肉桂は、店で飲むと一万円。
分からないと思って適当なことふいてんだろと思われそうですが、
可笑的花は、どういうわけか、コネが強くて、
中国とイタリアの国交記念のお茶とか、
フランスとの国交五十周年記念のお茶とか、
市場には絶対、絶対、絶対に出回らないお茶があります。
そういうお茶は、味も格別に美味しいです。
素人が飲んでも、「あ、これなんか違うね」と分かります。
ミッテラン大統領と同じ中仏国交五十周年記念のお茶は、市価がつかないと思いますが、たぶん一万は超えると思います・・・
まぁ、そういうわけですので、お茶一杯一万という話が、はったりではないお店です。
その割りに、日本では中国茶はまだまだマイナーですので、割と店は閑散としてますから、時代を先取りして中国茶通になるなら今のうちに可笑的花へ・・・
(つづく)
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