「ブランチ」の基本形について、まだいくつかあるので、それを見て行きたいが、その前に。
この図の読み方を紹介したい。
この図は、音読してこそ意味があるという書いたのに、読み方を書いてなかった。
この図は、
もし“A”ならば、結果として“B”
と読む。
もし「猫が魚を盗んで逃げた」ならば、「サザエさんは裸足で追いかける」
もし「ドラえもんが未来からやって来なかった」ならば、「のび太はジャイ子と結婚」
このように使う。
サザエさんが猫を裸足で追いかけるとしても、それは決して彼女の趣味ではなく、猫が魚を盗んで逃げたから…
いや、果たしてそうだろうか?他の要因はないのか?
というわけで、さらに入り組んだブランチの作り方を紹介したい。
この「ブランチ」をもう一度復習も兼ねて読んでみたい。
もし「猫が魚を盗んで逃げた」ならば、「サザエさんは裸足で追いかける」
このブランチ、音読したとき違和感を感じないだろうか?たとえば、
通常、あなたは、猫が魚を盗んで逃げたなら、裸足で追いかけるだろうか?
だから、このブランチはなにか引っかかるものをはらんでいる。
そこで、私はこのようにブランチを変えた。
私は猫を追いかけることは、多分ない。
なぜなら私は落ち着きのある性格だからして!!(え?)
というわけで、猫を裸足で追いかけたサザエさんには独特のパーソナリティがあるからだと考えた。
「猫を裸足で追いかける」には、「猫が魚を盗んだ」という条件だけでは足りない。もう一つ「サザエさんがそそっかしい性格だから」という条件が必須。
このように、複数の条件が必要な場合、「バナナで矢印をくくる」という、ブランチのルールがある。
…バナナって、なんじゃそりゃ。
バナナは、バナナ。
実物はこう。
バナナというより、グレーっぽい天使の輪っかだが、これはバナナである。
原因(条件)に当たる箱が複数あって、それがどっちも必要条件であるなら、このようにバナナで矢印をくくるのだ。
このバナナの読み方はふた通りある。
(1)もしAかつ、もしBならば、結果としてC
(2)もしAならば結果としてC、なぜならばB
しかし、図としては同じである。
Bは単にAと等しい条件の一つでもありうるし、Aの理由づけでもありうる。
しかしどちらであっても構わない。AとBがあって、初めてCという条件が成立するなら、バナナで囲むのだ。
この程度の説明じゃ「で?」と言われるのがオチなので、つづく。
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