「疲労をはかるものさし」の話だが、「疲労感」を計るのと、「疲労」を計るのは別。
「おい、あいつまた今日休んでるってよ」
「仕方ないだろ。体調崩したって言うんだから」
「でも、たったあんだけ動いただけで疲れるか?」
「お前とあいつじゃ疲れ方が違うんだろ」
「一緒だろ。てか、俺のが働いてるし! なんであいつは休んで、俺は今日も仕事来てんだよ!?」
こういう会話を一度や二度は聞いたこともあれば、自分がしたこともありますが、こういう話の味噌は、疲労感と疲労と、労働量がごっちゃに話されてるわけで。
もちろん疲労を計るバイオマーカーができたところで、仕事の単位時間当たりの生産性とはまた別の話として。。。。
今から疲労と疲労感は別だって話をします。
疲れてきたら「栄養ドリンク」を飲むという人は多いと思いますが、これがとんだ「まやかし」であることを、多くの人は自覚しつつ飲んでいると思います。
WW2の戦中・戦後、覚せい剤がものすごく売れていて、割とそこらで手に入ったという話を聞いたことがあります。それは、覚せい剤を使うと疲労感が吹っ飛ぶからです。(非常時だったから解禁されてたんですかね・・・・)
覚せい剤は「疲労感」を吹っ飛ばしてくれるものとしては最強なのです。(ダメ、絶対)
でも覚せい剤が吹っ飛ばしてくれるのは、疲労感だけで、疲労を取り除いてくれるわけじゃない。だから「覚せい剤やめますか。それとも人間やめますか」(死にまっせ)という宣伝があったわけで、だから法律で禁止するほど危険なわけで。
戦中は、ほんまにその場で頓死するほど人がコキ使われてたんでしょうね・・・。
今は何でもありだった戦中・戦後とは違って覚せい剤は違法ですので、滅多に手を出す人もいないとは思いますが、覚せい剤に替わり、我々が疲れたとき、安易に手を伸ばしているのが「栄養ドリンク」。
『珈琲やお茶を飲んでホッとするくらいでは、この疲れは収まらないっ!!』
と、思い余って・・・ではなく、気軽に、ごくごく安易に飲んでいると思います。
でもまぁ、これも疲労感は吹っ飛ばしてくれますが、「疲労」を吹っ飛ばしてくれてるわけでは当然なく。
栄養ドリンクは、覚せい剤より安易に手に入る代わりに、安易に「正常な判断力」を犠牲にしてるらしいです。(タウリンの副作用。ググッたけどソースにたどり着けなかったんで、医療文献にあたれるかた、分かったら教えてください)
まぁ、しかしですよ。疲労のバイオマーカーが完成した現在、栄養ドリンクやらエナジードリンクは、単なる砂糖の塊でしかない。
(バイオマーカーが完成する前から、そう言われていたけど、一部からは批判されながらも代替品がないからデカい顔して居座っていたわけで)
ところで、実際「疲労感」でなく、「疲労」をとってくれるものが本当にあるのか、気になりませんか?
それも聴いてきました。(といって引っ張る)
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