こういうページを見つけたので貼りますね。
交通事故や脳卒中などで脳が損傷されると、記憶能力の障害、集中力や考える力の障害、行動の異常、言葉の障害が生じることがあります。これらの障害を『高次脳機能障害』と言います。
これまで、医学的、学術的な定義では、高次脳機能障害は、脳損傷に起因する認知(記憶・注意・行動・言語・感情など)の障害全般をさしていました。例えば、言語の障害である「失語症」や道具が上手く使えなくなる「失行症」、知的な働きや記憶などの働きが低下する「認知症」のほか、「記憶障害」「注意障害」「遂行機能障害」「社会的行動障害」などが含まれます。(上記ページより引用。下線は私)
私のお友達にくるみさん(通称)という方がいます。
森ノ宮のマンションで「くるみ亭」といってお料理つきのセミナールームを営んでいます。
本業は、料理人ではなく、言語聴覚士。
それも、急性期の患者さんを専門としていて、障害を負った直後の患者さんに、食事や言葉に関するリハビリをしています。
脳や脊椎に損傷を負った場合、障害を受けた直後のケアで、その後の回復がほぼ決まってしまいます。
なんとなく、イメージできると思います。
神経は非常にもろいです。
たとえば顔面神経麻痺なんかも、直後のケア次第で、傍目に問題なく回復する場合もあれば、一生辛い思いすることになるケースもあります。
神経は中枢に近ければ近いほど、繊細です。
最初に診た人(お医者さん)が、状況の深刻さをどれくらい見極められるか。
どんな治療をするか。
そしてどんなリハビリを指示するか。
元の仕事に復帰できるか。
(リハビリは、お医者さんが指示を出さないと、理学療法士などお医者さんの部下なので、勝手にはできないのです)
くるみさんのお仕事、言語聴覚士は、一般にはなじみのない職業ですが、人間にとって一番大切なことの一つ、
たべる
話す
この二つのリハビリテーションを担ってる、大切なお仕事です。
食べる、と、話す。
この二つの大切さをくるみさんは日々、職業上感じて過ごしています。
(つづく)
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