高次脳機能障害とはどんな疾患か。
参考文献は、『高次脳機能障害と家族のケア』渡邉修
「事故や病気で脳が傷つくと 、手足の麻痺やしびれなどのからだの障害とは異なる症状が表れることがあります 。言葉が上手に話せない 、人の話が理解できない 、字が読めない 、仕事に集中できない 、朝食のメニュ ーが思い出せない 、右と左の区別ができない 、左側にあるおかずをいつも残す 、すぐに怒り出す 、イライラする 、元気がない 、料理をしながらその合間に洗濯機を回すことができない 、妻を見ても誰かわからない 、道に迷う 、洋服が着られない 、お茶の入れ方がわからない … … 。」
先日、高次脳機能障害者を支援するNPOを発足するためにちょっとしたパーティを催しました。
そのときアンケートで 「わたしの身内に高次脳の人がいます」 というコメントが意外にも数件ありました。
「高次脳機能障害」なんて言ってもピンとこない人が多いだろうと思っていたら、どっこい世間にはありふれた疾患だったわけです。
アンケートの中でも多く寄せられた意見は、「自分の家族がある日突然この病気になったらどうしたら良いのか知りたい」でした。
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