私の母が、実は高次脳機能障害だということを書きました。
以前はホームページに自己紹介のページがあり、そこにも書いていたことなのですが、ちょっと思うところがあって、そのページは今伏せています。
でも別段隠したいわけではないので、ここにも書きます。
私の母はもともとリウマチでした。(そのリウマチが私が鍼灸師に憧れるようになった出来事と関わっていたので、自己紹介に載せていた)
リウマチはご存知のとおり、一回なったら治る病気ではありません。
そしてリウマチと高次脳機能障害にどんな関係があるんだ?とあなたは思ったのではないでしょうか。
実際、本人も、家族も、リウマチと脳障害を結びつけることが難しかったです。
母は地方公務員でした。
キャリアの最終局面、母は係長として市の選挙管理委員会で働いていました。
たまたま選挙が多い年回りだったので、非常に仕事が忙しかったのですが、さらに追い討ちをかけた出来事があり、毎日のように午前様、日曜も夜中まで仕事という生活がしばらく続きました。
そんな仕事がひと段落すると母は早期退職制度を利用して、早めに退職しました。
母は髄膜炎を起こしてひどい高熱と頭痛で二度も入院しました。
家族としては心配でたまらなかったです。
「脳の使いすぎが原因だろう」と言っていましたが、私もそれ以外ないなと思いました。明らかに働きすぎでした。
体調をちょっとでも良くするよう、北九州市の漢方に詳しいお医者さん(薬局ではなく)に通院するよう、母を促したのは私です。
ある日、その病院に母を迎えに行くと、病院の人が母はもう帰ったといいました。
待ち合わせていたのにおかしいなと思って、私も家に帰りました。
帰宅して一時間後、小倉駅の駅交番から電話がかかりました。
「お母さんをこちらで保護しています」
(つづく)
コメントを残す